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家庭を持つ人に「奥さんは、転職については了解なさってらっしゃるんですね」と水を向けてみる。
すると「ええ、女房も働いていて、子供はもう6年ですからひとりで留守番もで…」「いや転職のことですが」「ええ、会社には話してませんが、こちらとご相談して…」これが、実際にある話だからいただけない。
まるでとんちんかんで、面食らう前に腹が立ってくる。
この例のように、応募者のなかには、面接官の質疑に対し、まるで見当違いの応答をする人がたまにいる。
質疑の内容も意図もおかまいなしといったタイプはまず採用されることはないと思って間違いない。
面接官のいうことをよく聞き、その質疑に対してもっとも的確な答えをする、というのは面接のマナーだ。面接官も自分の聞き方が悪かったのかと自分を疑ってみるのだが、どう問い直しても話のポイントがずれているというのは残念である。面接に臨む者のごく基本的なポイントとして覚えておいて欲しい。
見当違いの答えが返ってくると、面接官は、性格だと思ってしまう。
「なんだこいつは、私のいったことがまるで理解できていない」面接官にこう思われてはもうガケっぷちに立ったと同じなのだ。
本人は家族のことを聞かれたと勘違いして、子供の話をしたのかもしれないが、大切な限られた面接時間のなかで、応募者の家族、子供の話を聞こうと思う面接官がいるわけがない。
ちょっと考えればわかることで、必然的に「頭が悪い」という
評価はまぬがれなくなる。要領の悪さや、長々とした見当違いの話も、最初のうちはがまんもする。
しかし、聞き返してなおポイントをはずすようだと、おおむね面接宮も業を煮やし「わかりました」と質問を打ちきってしまう。
これがもう不合格のひとつのレッテルになってしまうわけだ。
面接を受ける場合には、まず落ち着いて、全神経を集中して質問の意味をよく理解することが何より大事だ。
そして、質問の終わったところで、要領よく簡潔に答える。
場数を踏んでいない人はとかく初めのうちはあがってしまい、見当違いの答えをしやすいが、相手のいうことを落ち着いて聞いて答えるしか具体的な方法はないようだ。
面接の最後の質問はおおむね「何か質問はありませんか」という応募者への呼びかげだ。
単純なようだが、これを聞くにも面接官の意図はある。しっかり企業研究などをして準備し、質問を用意しておくべきだ。
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